日常点検は毎日必要?


バイオトイレの日常点検」のページにある「バイオトイレのメンテナンス」に、「毎日、朝と夕方に必ずトイレの日常点検を」とありますが、バイオトイレの日常点検は毎日必要なのでしょうか。

●設備の点検
こちらは、
押しボタンスイッチが正常に作動し停止するか
便槽に異物が投入されていないか
おがくずが排気ファンに詰まったり排気管に付着したりしていないか
と、あります。

2つ目の「便槽に異物が投入されていないか」は、バイオトイレのおがくずに異物が混入していると便槽の中のスクリューにからんで故障の原因になります。
そして「おがくずが排気ファンに詰まったり排気管に付着したりしていないか」ですが、排気ファンに乾いたおがくずが詰まるとおがくずの水分が排気されにくくなるため、同じく故障の原因となります。
排気管は排せつ物を分解するときに出る水気を排気するための装置で、バイオトイレの便槽から外に繋がっていて、その外側の先端ファンと途中にある中間ファンは換気扇となっており常時回っています。
日常点検では主に排気管の先端のファンを点検していただき、目が詰らないように払ってください。
特にあまり使用していないバイオトイレになると、おがくずが乾きすぎた状態になり細かい粉になったおがくずが舞い排気ファンに吸い込まれて目詰まりさせていることがあります。
この排気管や排気ファンにおがくずが詰まるとにおいがしてくるのですぐにわかりますが、毎日の日常点検でおがくずの乾燥や排気ファンの目詰まりをチェックして頂くことで、においを感じる前に故障を未然に防ぐことができるのです。

設備の点検
●おがくずの状態を確認
こちらには、
乾きすぎると排気ファンに詰まったり、炭化して着火する危険があります
ベタベタしたり水が溜まるとおがくずの交換が必要です
と、ありますが、こちらも大切な項目です。

おがくずの日常点検は、特に水分量に気をつけてください。
おがくずの蒸発が進みすぎて乾燥してくるとおがくずが炭化し着火する危険があるので、乾きすぎている場合はヒーターを切って、生ゴミを入れたり直接バケツで水を入れるなどで水分を追加してください。
濡れすぎている場合には、ヒーターを両方とも入れて蒸発を促進させてください。
濡れすぎてベタベタすると水が溜まってきますので、おがくずの交換が必要になる場合もあります。

おがくずの状態を確認
【バイオトイレのおがくずに関してはこちらを参考にしてください】
バイオトイレのおがくず