バイオトイレの設置に必要なこと

バイオトイレを設置するに当たって必要なものについてご紹介します。

電源の確保
使用する電源は、小型のタイプであれば100V・15Aコンセント1つです。
75型・100型は単相200V、150型以上は動力200Vが必要です。
また、本体のほかにも排気ファンや暖房便座等にも100Vの電源が必要となり、それぞれコンセントプラグの状態で出荷されます。
アース端子があるタイプもあり、仮設型のタイプなど屋外設置の場合では地面に直接アースを打つこともあります。
電源がない場合には、発電機をお使いいただけます。

電源の確保
地面の補強
室内設置用のバイオトイレ本体のS-25型は重量が210kgあります。
屋外設置用のログハウスタイプのSKM-50ですと重量は1,930kgにもなります。
ですので、設置される際には重さで沈下することなく重量に耐えるよう室内用、屋外用ともに平らな場所への設置をお願いしています。
床下タイプのものを室内へ設置される場合は基礎部分への設置が適しています。
床上に設置される場合も重量に応じた補強が必要です。
屋外へ設置する場合には雨水による腐食から守るためにコンクリート基礎をお勧めしています。
地面に直に置くと雨が降った際に排水がうまく行われず、そこから腐食する場合もあるので、地面から離していただく必要があるからです。
そうしていただくことで、強度があり、水平に設置ができ、そして雨に対する養生が問題なくなるということで安心してバイオトイレをお使いいただけます。

機器の固定は、アンカーで固定するための固定穴があります。
尚、レンタルや仮設トイレとして短期で利用される場合や、丈夫で固い地面であればコンクリート基礎のかわりにコンクリートブロックを適宜配置した上にバイオトイレを設置していただくことも可能です。

地面の補強

・傾斜地への設置について
傾斜地への設置の場合にもコンクリート基礎が一番ですが、この場合は設置する向きによっては階段を延長しなければいけない場合も出てきます。
このような場所では特に、安全にお使いいただけるようにご提案いたします。

傾斜に階段を設置
メンテナンスのためのスペース
室内用のバイオトイレ本体Sタイプは、床下に設置するバイオトイレです。
床下に設置されるため、トイレ室やトイレ棟をお客様のご希望通りに設計できる利点があるのですが、その際にはおがくずを取り出したり内部の点検が出来るように必ずメンテナンスを行うためのスペースをお造り下さい。
また、バイオトイレ本体に対して男性用小便器を設置されることもありますが、小便器の配管もバイオトイレの便槽の中に入れることになります。
この場合は本体の天板に開口して配管を入れていただくのですが、その際にメンテナンス時に必要な点検口の場所や万一の故障時に天板がはずせないといったことのないようにお願いいたします。
メンテナンスのためのスペース