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バイオトイレが朝日新聞に掲載されました!(2015年4月)

バイオトイレに明るい日差し、「やっと国に認められた」と喜びの声!

 

正和電工株式会社橘井敏弘社長が春の叙勲を受賞し、朝日新聞に記事が掲載されました。

 

【バイオトイレ、挑戦続く】

黄綬褒章 正和電工の橘井社長

 

 「やっと国に認められたかと思うとうれしい」。正和電工の橘井敏弘社長(68)は静かに語った。

 橘井社長が考案したバイオトイレは、水も特別な菌も使わず、オガクズに含まれるバクテリアと攪拌機の動きで排泄物を跡形もなく分解し、肥料などとして再利用できる。研究を重ね、1998年に商品化した。

 社員10人の小さな会社だが、富士山頂など山岳や公園を中心に国内外で約2500基が活躍しているという。これまでに特許14件を取った。

 だがここまでくるには苦難の道のりがあった。日本の建築基準法は下水処理区域内のトイレは水洗と定めている。規制緩和を働きかけ続けたが、国は首をタテにふらない。

 流れが変わったのは東日本大震災。避難所のトイレ問題が深刻化し、国は下水処理区域内でも「仮設建築物」としバイオトイレを認めた。「国に提案し続けたかいがあった。バイオトイレが1台売れればその分、水がきれいになる」

 建築や農業現場に女性の進出が増えていることから、化粧台や着替えスペースを備えた「女性向けバイオトイレ」を5月にも新発売する。バイオトイレ技術を応用した大型処理機も開発し、水産廃棄物や駆除したエゾシカ処理に活用。バイオトイレと生活雑排水を木炭で処理する浄化槽を組み合わせた新システムも考案。ベトナムの世界遺産ハロン湾の水環境改善実証事業に貢献するなど同社の技術は世界へ広がっている。

 「『水を使わない』『水を汚さない』というバイオトイレ技術で地球環境を守りたい」。橘井社長の挑戦はまだまだ続く。

 

=朝日新聞(2015年4月28日)より抜粋=